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 一昨日の事ですが、アップが遅れてしまいました。まだまだ、残暑ですね・・・。

 夏休み限定企画として、ヤマハ銀座本店にて「むかしむかしの素敵なピアノ展」がありました。残念ながら、昨日29日で終了しました・・・。これは18世紀から19世紀にかけてのピアノ(チェンバロも含む)が展示されてまして、現代のピアノに至るまでの歴史を知る事が出来ました。また、ピアノの内側の弦やそれをを叩くハンマーの構造も展示されてました。

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 ドイツやイギリスで生産されたピアノのハンマーアクションや、バロック時代(スカルラッティ、ヘンデルやバッハの時代)に活躍したチェンバロ(弦を爪ではじく鍵盤楽器)の詳しい説明書なども展示されてました。

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 ピアノのハンマーアクションとして、古典派時代(ハイドン、モーツァルトやベートーヴェンの時代)ハンマーを跳ね上げるウィーン式が主流でしたが、合理的なやり方としてはイギリスの突き上げ式が現代のピアノの基本原理となっています。

 そしてこちらが18世紀のチェンバロで、クリストフォーリ(メディチ家の楽器管理者でピアノ発明家)作です。

18世紀のチェンバロ

 こちらが19世紀初頭のイギリスのブロードウッドです。

イギリスのブロードウッド


 こちらは19世紀初頭のオーストリアのワルターです。

オーストリアのワルター

 こちらは19世紀のスクエアピアノで、今のアップライトの原型となります。

19世紀のスクエアピアノ

 こちらは19世紀のデンマークのグラーフで、シューベルトなどに愛されました。

デンマークのグラーフ

 そして最後が、19世紀後半のフランスのエラールです。リスト、グリーグ、ドビュッシーやラベルなどに愛されたそうです。これは今のピアノにほぼ近いタイプですね。

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 各時代それぞれのピアノで、その時代に作曲された楽曲のミニ演奏会があり、大変興味深かったです。昔は今よりも音域が狭く、当時は幅広く書いていくにはその範囲で限界でした。また、バロック、古典派時代の楽曲は楽譜で指定された調性よりも半音低く、ポピュラー音楽での移調のお勉強にも近い面もありましたね。

 ピアノ展は、お勉強になります

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2013.08.30 Fri (16:03) l 一つお勉強になった事 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 夏休みも今週で終わりとなりましたね。久し振りの暑さですが、くれぐれも熱中症には気を付けてくださいませ。

 私はこの頃、自分の専門に関連する学習内容いついて、ブログを書いてきてますね。ソルフェージュ、和声、作曲のネタなどが出てきますが、ここで私が音大に入学するまでに学習してきた楽典の教材をご紹介します。

 私が楽典の存在を知ったのは、中1の時でした。当時、アメリカから帰国して私立学校に編入し、学校の音楽授業では難しい世界の事を学んできたのです。その当時の音楽の教科担当の先生が実は、某音大声楽科出身でもピアノが全く弾けなくて、ピアノやソルフェージュが出来ない事の代わりとして、楽典を散々やってきた事が強烈な記憶として残っています。その当時、とにかく調号問題においては丸暗記するほかないといった感じでしたし、その他のカテゴリーにおいても似たようなものでした。

 そして高1の時にピアノを再開し、ソルフェージュを師匠の下で全て1から学習して、そこから気持ちが変わりました。音大希望者のための基礎の入り口として、音楽之友社(通称:音友)の楽典問題集から学習しました。これは各音大の教授の先生たちが監修した、いわゆる楽典の黄色本で、ここから譜表はト音記号やヘ音記号を見るだけでなく、ハ音記号もある事を知りました。



 ソルフェージュグループレッスンで問題集を持参し、受講友達に廻して問題を当ててもらうシステムで、色々なカテゴリーを自分で学習して答え合わせする学習方法でした。私は中学生の時に苦手としていた楽典問題が徐々に解けるようになり、前もってうちの姉に一部教えてもらったものがあったので、やりやすくなりました。はじめのうちは点数が低かったのですが、覚悟した上での入会後のレベルの高さや「好きこそものの上手なれ」という事もあって成長したと思います。

 音友の黄色本が終わったら、次はカワイ出版の楽典練習115をやり、その次が楽典問題108集です。これらの問題集は東京音楽大学の教授の先生方が監修した応用・発展問題集で、ここからは頭の回転の良さが問われるものです。

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 私の場合、楽典の個人レッスンは受講歴がないのですが、自主的な楽典の学習でよくやってこれたと思います。半年に一度のソルフェージュ大会があり、初めのうちは点数が低かったのが徐々に上がってきました。そして高2くらいから、今でも毎回実施中の楽典ミニテストが導入され、楽典ミニテストは100点満点の採点で色々な角度での応用力が問われる独自の問題でした。作成者は師匠であり、中に優秀な生徒さんが作成したものもあり、私も一度だけ大学生の時に自分が作成した楽典ミニテストを提供した事があるのです・・・。

 学校の一般科目ではダメダメだった私が音大作曲専攻にまで行った事を振り返ると、今でも不思議に思います。こういった事もあって、今のバスティン好きレッスンへと繋がってきたのでしょう。

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2013.08.28 Wed (11:32) l 一つお勉強になった事 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 やっと暑さが和らぎ、季節は秋へと近づいてますね。夏が終わって秋へ移行する時、何だか寂しさを感じるものです。

 ピアノレッスンを受講される小さな生徒さんの保護者の方たちといえば、お母様が圧倒的に多いと思います。しかし、最近は「イクメン」のパパたちがレッスンに同伴する事も増えてきたので、男性にも受け入れられる教材もありだと思います。

 バスティンの教材の人気度といえば、これが意外な事にそんなに人気がないのです!!というのも、アメリカでは当たり前とされるリアルな顔つきのキャラクターたちや、派手でけばけばしい色使いを嫌うといったビジュアル面の問題が主な原因です。また、楽典の学習においては早期の段階で#(シャープ)や♭(フラット)などの調号が多い調性を学び、その学ぶ順番などで独特なグループ分けをしているのです!!移調、音程やコードネームなども同時に学習するので、これは難しいと思われる方々が多いと思います。そして、ジャズ、ポップス、ブルースやブギの楽曲もあり、楽譜途中に臨時記号がジャンジャン出てきて、純クラシックの世界では出て来ない独特なコード進行の楽曲もあるので、これが原因でバスティンを嫌がる人たちが多いのでしょう。また、アメリカではよくあるミスプリントや印刷技術の大雑把さも一部あると思います。

 男性の場合は女性ほど細かい事は気にしないので、典型的なアメリカン精神においてはどちらかといえば、男性にウケると思います。しかし最近、バスティンの教材を日本人のお母様やお子様にも受け入れられるように、著者のJane Bastien先生やアメリカの出版社から承諾を得て、ワークブックの記入欄での細かい配慮をしたり、挿絵や色使いなどを改良しております。

 楽しみながら論理的思考を身に付け、頭の回転も自然と良くなるので男性にウケが良いと思います。

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2013.08.25 Sun (23:37) l ふと思う事 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 昨晩の雨と雷のため、これまでの暑さからようやく解放されました。本日は曇りで比較的涼しいですね。

 前回の記事の続きとなってしまいますが、ピアノ指導者講座へ出かけて知り合った先生たちとお話るすると、やはりソルフェージュや楽典が苦手と仰る方がかなり多くいました。ソルフェージュといえば、新曲視唱(初見の歌)とリズム打ちを楽譜通りにこなせる事と思ってるかもしれません。しかし、それだけがソルフェージュの学習ではないのです。初見演奏とリズムが出来る事も大切ですが、聴音、移調、楽典、楽曲表現に分析力なども全て含めた上での学習となるのです。

 音大・音高入試においては、試験範囲のお勉強さえすればいいと思っている方が多いかもしれませんが、こういった能力を身に付けるには毎回のレッスンで楽典ミニテストをやったり、宿題の楽典問題集をやる事に尽きると思います。理解出来ない事は先生に質問して、個人レッスンなどを受講すると良いでしょう。問題の内容に応じて、発想を変える工夫も重要です。

 聴音においては、問題を解いて答え合わせして終わる事が圧倒的に多いのですが、それだけでは本当の学習にはなりません。学習した問題はノートに清書してピアノ演奏をし、今度は好きな調性へ移調すると本当の意味で楽曲への理解をし、聴く力も身に付くと思います。また、楽曲の途中にある臨時記号を見るだけで難しいと思う方々も多いかもしれません。これらの楽曲はバックで伴奏を付けてセッションするとお洒落なハーモニーになり、音楽として聴くと惚れ惚れするものが比較的多いのです。特に単旋律の聴音問題は、バックで伴奏を付けてセッションすると、お勉強になる事が多いですね。

 初見演奏においては、楽譜に書いてある事を理解する力が問われます。テンポ、調性、楽語や強弱を知っておくのはもちろんのこと、それに加えて楽曲の背景を知っておくと更に良いでしょう。やはり、目で追って演奏するだけで精一杯なのが人間の心理ですが、レッスンではただ単旋律で歌うだけでなく先生が伴奏を付けて生徒さんと歌うと、楽曲の本当の良さを知る事が出来ると思います。

 こういった事を応用して楽曲演奏する事で、本当の意味で実力が上がると思います。海外のコンクールでは特に、楽曲演奏だけでなくソルフェージュなどの総合力が問われます。日本でも、PTNAピアノコンペティションでは演奏レベルが向上してこれらの事が問われるようになりましたし、他のコンクールでも共通してると思います。

 指導現場でここまでの事をやるのは、ほんの一部のプロ育成コースに限られますが、こうやっておくと楽曲表現力も自然と身に付いて演奏力も向上するのです。スタジオミュージシャンの世界では、こういった事が出来なければ仕事が貰えないですが、ピアノ講師の世界では生徒さんの退会を危惧しているのか、なかなか実践出来ないのが現状です。特にゆとり教育が浸透してから、優秀な人材が羽を伸ばせなくなってると思います。

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2013.08.22 Thu (12:39) l 大切な事 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 お盆が休みが明けて、サラリーマンの人たちは会社生活が再開しましたね。しかし、猛暑が相変わらず続いてますね・・・。

 私は数年前に、自分の教室の特色として作曲専攻を武器にしてソルフェージュ教育に力を入れた問題を沢山作成しました。私の師匠の下でレッスン受講を再開し、ピアノ講師としてやっていくために必要な能力を身に付けるために、指導者ソルフェージュをはじめとするレッスンを受講しております。しかし、私がこれまで師匠の下で学習してきた事は、高校生で入門した時よりもレベルアップしていて、音大・音高受験を希望する子たちは普通に月2回のグループレッスンでやっている事なのです。悲しい事ですが、現役講師たちがこういった事になかなか追いつけないのが現状です。

 まずは現役講師たちが苦手とする楽典問題です。普通に問題集などで学習して受験対策でやってきた事よりも応用力が問われます。この写真は私が作成した楽典問題で、師匠の出題する内容と似たタイプのものです。音程、コードネーム、和音の種類をミックスして答える問題は、なかなかないと思います。1つの問いでは、2種類の音程が出題されてそれらを答えます。答えた2種類の音程を組み合わせて、和音の種類とコードネームを両方答える問題は、かなりの応用力を問われますし、頭の体操にもなります。他にも、音階問題ではただト音記号とヘ音記号に書くだけでなく、ハ音記号に書く問題もあります。ハ音記号といえば、ヴィオラのアルト譜表などが参考になります。ちなみにこういった楽典問題は、うちの師匠が毎回音大・音高受験希望者向けのグループレッスンで実施しているミニテストです。



 そして聴音問題で、この写真は私が作曲した問題で基本的には上級者向けです。通常の音大受験では単旋律、2声といった問題が中心ですが、ハイレベルな学校では4声和音も出題されます。また、学ぶ調性はハ長調やその他#(シャープ)に♭(フラット)が少な目の調号が中心で、お洒落な凝ったハーモニーもほとんど出てきません。しかし、私の作成した問題はリズムの動きは易し目だが調号が少ないものから多めのものまであり、お洒落なハーモニーも入ってます。そして、単旋律問題は定番のト音記号をやるだけでなく、ヘ音記号も出題します。

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 普通の聴音ではなかなかやらない、伴奏付メロディーの問題です。これは大譜表で設定しておいてメロディーだけを聴き取って書くものです。時と場合によっては、伴奏を録音して宿題にする事もありますが、これをレッスンのうちに聴き取れたら天才です!!

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そしてこちらが先ほどの伴奏付メロディーと似たパターンの、伴奏付リズムです。この楽譜は「ソ」の音のリズムだけを聴き取るのです。伴奏付リズムのパターンは、メロディーラインがない分同じ音だけが連続してリズムパターンを変えて出てくるので、バックの伴奏は場面に合わせてコードが変化していく楽曲なのです。

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 本来ならば、音大生はもちろんの事講師たちも学習しなければならない、プロフェッショナルのためのソルフェージュです。試験範囲の問題をやる事においては特に問題ないのですが、その延長として応用するなら色々なパターンのソルフェージュ課題の楽曲も学習しなければ、本当の意味で勉強になりません。聴音や新曲視唱(初見の歌)の問題は、ただ問題をその場で解いて終わらないで、次のステップとして楽曲演奏して移調をやると、本当の意味でソルフェージュや楽典の力がつくと思います。

 私も決して偉そうな事は言えませんが、ピアノの初見が不得意ですし演奏力を上げなきゃいけないですね・・・。

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2013.08.19 Mon (17:23) l ソルフェージュ l コメント (0) トラックバック (0) l top